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骨粗しょう症

骨粗しょう症

骨粗しょう症とは

骨粗しょう症のイメージ画像1

主に加齢が原因で骨がもろくなり、骨折しやすくなる疾患が骨粗しょう症です。 骨粗しょう症は特に女性に多い病気で、患者さんの80%以上が女性といわれています。(通常、男性の骨粗しょう症が治療の対象になることはかなり少ないため、ここからは女性の骨粗しょう症について説明していきます。)

女性に多い骨粗しょう症

骨密度は20才頃の若年期をピークとして、年を重ねると共にゆるやかに減少しますが、50才にさしかかる頃になると急激に骨密度が減り、同年代の男性に比べて早く骨密度が低くなります。
その理由は、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が低下するためです。
エストロゲンには、骨の新陳代謝に際して骨吸収をゆるやかにして骨からカルシウムが溶けだすのを抑える働きがあります。
そのため、閉経期を迎えて女性ホルモンの分泌が低下すると、骨密度も低下してしまうのです。
骨粗しょう症では骨がもろくなるため、ちょっとしたことで骨折しやすくなりますが、骨がもろくなっても痛いわけではありません。
骨がつぶれたり、折れたりしたときにはじめて痛みを感じ、病院を受診してみると、骨折と共に骨粗しょう症が判明するケースが多くみられます。

最近は骨粗しょう症についての情報はあふれるように多く、病名やイメージについては世の中で広く知られています。
しかし一方で、不安を過度にあおるような内容も多く、特定の食物や運動の効能をことさらに強調するような場合は、個人的には最初から宣伝目的だと割り切ってみたほうがよいとさえ思います。

違う角度から考えてみれば、年齢とともに骨密度が低下するのは閉経に伴う自然現象です。
それが病的と考えられるのは

  • 骨密度低下のスピードがとても速い
  • 骨密度低下が若いうちから始まってしまう
  • 同年代と比較して、骨密度が極端に低い

などの場合が考えられます。
いずれも、ポイントになるのは骨密度です。定期的に骨密度を計測して、変化のスピードや度合いを把握することが大切です。

予防について

食事

骨粗しょう症の予防について食事の観点から考えた場合、重要になるのはカルシウム、およびカルシウムの吸収を促進するビタミンDを多く摂取することが挙げられます。乳製品や大豆製品、海草や緑黄野菜、小魚などはカルシウムが豊富に含まれています。ビタミンDは、魚やきのこなどに多く含まれています。また、ビタミンDは日光を浴びる事でも産生されます。
ただ、現在の日本人は、ほとんどの栄養素をきちんと接種できているにも関わらず、カルシウムだけは不足がちというデータも出ています。バランスの良い食事を摂ることが基本ではありますが、そのうえで充分なカルシウムの摂取を心がけることが大切になります。
また、喫煙を控えることや過度な飲酒を慎むこと。定期的に検査を行う事が予防や早期発見につながります。

運動

あまり運動に縁がなかったり、病気で寝込んでいることが多かった方は、骨が弱く骨折しやすい傾向にあります。
丈夫な骨を作る為にカルシウムを採ることは大切なのですが、運動によって適度な負荷をかけることも重要です。
運動による負荷が骨にかかることで、骨に電気が発生します。この電気がカルシウムを集めます。しかも運動は血流を促し、骨を生成する細胞を活性化させます。
骨を強くする為により効果的なのは負荷の大きい運動ですが、散歩などでも十分に刺激されます。
また、家の中であってもマメに体を動かすことが抑止力となります。

治療について

最近は、尿検査や血液検査で骨の状態を把握することができるようになってきました。
治療薬の選択や効果判定に使用することで、より治療効果を向上させることができると言われています。

残念ながら骨粗しょう症と診断されても、お薬を使用することで骨密度の低下に歯止めがかかり、大事にならずに済む方は数多くみられます。
比較的長期に通院せざるを得ない疾患ですが、状態が落ち着いていれば年に4-5回の来院で大丈夫です。
患者さんの数が多く、先進国に共通する高齢者の健康問題であることから、製薬会社や研究機関はこぞって新しい治療薬、治療法の開発に力を入れています。
信頼性の高いガイドラインも存在し、それに基づいてきちんと治療することができる疾患とも言えます。

まとめ

もちろん、何か所も骨折を起こして日常生活に大きな支障を生じたり、手術をしないと寝たきりになってしまうような深刻な骨折の原因になることもあります。
そうならないためにも、閉経を迎える年齢になったら、一度は骨粗しょう症について医師に相談することを強くお勧めします。
具体的な症状や経過に応じて、適切な診断や治療を受けることが大切です。

個人的にひとつアドバイスするとしたら、検査結果に一喜一憂しないことです。
結果は結果として、一緒にどうしたらよいか考えましょう。

新松戸むらた整形外科
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整形外科 リハビリテーション スポーツ整形外科
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